2014年度のサマソニが夏の風物詩として定着した今。更なる発展を誓い安定の大ベテランQUEENとArcticMonkeysの新旧UKロックバンド競演で色を確定させました。

ロゴス(LOGOS)

サマーソニック2014が真夏の週末に開催

2014-08-16

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

ガーデンステージ/GardenStage

レインボーステージ/RainbowStage

オーシャンステージ/OceanStage

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ミッドナイトソニック(ソニックステージ)/MidnightSonic(SonicStage)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

ミッドナイトソニック(レインボーステージ)/MidnightSonic(RainbowStage)

フラワーステージ/FlowerStage

ミッドナイトソニック(大阪)/MidnightSonic(Osaka)

2014-08-17

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

ガーデンステージ/GardenStage

レインボーステージ/RainbowStage

オーシャンステージ/OceanStage

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

フラワーステージ/FlowerStage

深淵な考えの元に

どうにも抜き差しならなくなってきた2014年当時の日本国内の洋楽売り上げ事情ですが、海外とも乖離は既に現実のものとなっていました。
危機感いっぱいの思いの表れが既にフジロック、サマソニ両雄に顕著となってきており手を変え品を変え何とかして現状を打破しようとしてることが伺えるラインアップとなりました。
未来に導くべくしてまだまだキャリアとしては中堅に差しかかりつつあるバンドのトリ抜擢。一方で伝説級のバンドを配し従来の休眠状態の洋楽リスナーを掘り起こす意図でもってシーンの活性化を図ろうとしていました。
UKシーンの寵児アークティックモンキーズと実績は抜群の伝説級バンド、クイーンがフェスの顔となりました。
このころのクイーンは例の映画前なので現在の爆発的な一般的知名度はなくとも洋楽リスナーという括りならその知名度は抜群でありビッグネームとして希求するものがあったと思います。
しかし結果としてかつてのキッズが重い腰をあげることはなく、話題性もいまいちの結果となってしまいました。
とにかく一度会場に来てもらえれば洋楽の今、1975やフェニックス、エリーゴールディングやホラーズなどしっかりと聞いてもらいたいアクトの宣伝が出来るわけなのですが…。
その他デラソウルといったレジェンド、主要フェス初登場となったドリカムなど重要なトピックがいくつか散りばめられていて、この時点で出来ることは全て達成した感が物凄く感じられます。
浜田麻里、華原朋美、森高千里、TOKIOなどなど。とにかくなりふり構わず打てる手を全部打っているんですよね。
それに加えハイエイタスやベイビーメタルなどの日本の今を感じさせるアクトも目白押し。
とにかくこの2014年はサマソニを見れば日本の今が網羅できる自信があるラインアップとなっています。
どうしてここまでやり込めるのかというとそれはサマソニのフェスとしての立ち位置に帰属しているのではないでしょうかと。
フジロックは既に場のマジックというか濃い味で中毒になっているラーメン屋に通う客のごとく、毎年特別な仕掛けを用意しなくてもそれなりの集客は保証されているのですが、サマソニの場合毎年そういった熱ががリセットされるので一から構築していかなければならなくていわば毎年立ち上げから真剣勝負を余儀なくさせるわけです。
顧客が中毒となるツボが毎年違うので常にそれに気を張ってアンテナを立てていなければいけないのです。
これはつらいですね。厳しいですね。外すわけにはいかないですから。
それに加えての洋楽市場の縮小で状況は更に厳しくなっていくのでありました。
Number55