Soil&’Pimp’Sessionsは00年代以降の音楽シーンのエッセンスを巧みに取り上げ自分達の音楽にジャズの文脈で取り入れているバンドで高い評価を受けています。

ロゴス(LOGOS)

ソイルアンドピンプセッションズ~ライブ至上主義

出演回数:35 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 9 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 8 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 7 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 6 回
  • 朝霧JAM / AsagiriJam >> 3 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 2 回

一度見たらもう抜けられません

大型ロックフェスが日本に根付いて以降に醸成された価値観のひとつである、音源持ってない曲知らない、でも現場で見てみたら最高!という評価を最大限に受けているバンドのひとつであるといえます。
例えばこれが大型見本市であるフェスという場がない時代には自らライブハウスに出向くような人種でないと出会わなかったような種類の音でもあり、こういった形態のバンドが表舞台で重厚な地位を獲得出来るようになったこと、フェス文化が作り出した功罪の功の部分の多くを担っているものであると言えます。
などと言語化するのもかったるいくらいにとりあえず見てみ!と人に勧められるバンドのひとつであることは間違いありません。
祭りの場で見たら2割増し!
こういったバンドは特に00年代以降徐々に数を増し、それはそれで流行だったのかと穿った見方もしたくなるわけですが実際はかつてはアンダーグラウンドシーンでは脈々と受け継がれきた流れがありつつの今なわけで新しい時代は音の細分化があったり共通体験が希薄な構造的問題があったりするのですが、それ以上にライブシーンの継続という命題がきちんと成されていることの素晴らしさが上回っているのであります。
その急先鋒がこのソイルというバンドであると。
それが目に見える形で証明できるのがフェスに呼ばれた回数なのではないかと思います。
初登場となったのは2003年のフジロック。いきなりのヘブンステージでの演奏でその名を日本国中に轟かせました。
こうなるとすでに成功は約束されたようなもの。
ほぼ全ての大型フェスティバルに複数回呼ばれるほどのヘビーさでフェスに出演するたびに評価を爆上げしていくのでした。
朝霧ジャムには2004年。ライジングサンには2005年。ロックインジャパンには2006年。サマソニにはちょいと空いて2014年に初出演を果たし以後毎年のようにどこかのフェスに呼ばれ続けています。
どこのフェスでも決してメインステージで華々しく演奏するわけでもなく字面で並びを見るととても地味に見えますが、どこのフェスでも輪郭のはっきりした存在感で日本では替えの効かないバンドの地位を創り上げています。
こういう位置にまで上り詰めてしまうと…一言強いなとしか。
Number55