木村カエラはファッションモデルだったりタレントとしても有名ですが、それ以上にソロシンガーとしても定評がある稀有な女性アクトのひとりです。

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木村カエラ~モデルとシンガーの2面性

出演回数:30 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 13 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 10 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 5 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 2 回

きっかけはTVKの番組

若い頃はTVKの音楽番組から色々な情報を得ていた身としては、このローカルテレビ局が産み出したスターが木村カエラだったことをとても誇りに思う次第。
通常の地上波キー局では全く取り上げられないような地下の存在だったインディーバンドが良く出ている番組が沢山あってかなりお世話になったので今でもシャーリー富岡さんとか中村真理さんとかには頭が上がりませんw
そんな環境から一気に全国区へと上り詰めたのは痛快な出来事でした。
まあしかしあのスター性がいち地方局に留まるはずがないわけで、マイキー富岡のようにTVKから派生した大スターの誕生となったのでした。
ブレイク時の彼女の勢いは凄まじく、以後20枚以上のシングル、10枚を越えるオリジナルアルバムとしてしっかりとソロシンガーのキャリアを積み上げています。
純日本人ではないそのアイデンティティで何物にも帰属しないあらゆる属性を飛び回る音楽性と存在感で、一時代を築いたように思います。
同時期に沢山存在したソロ女性アクトの中でも一味違う存在としてシーンの中でもくっきり浮かび上がっていた存在でした。
その分いわゆるシーンからの染み出し方も相当で、そんな点もロックフェスとの親和性の高さに繋がっていたように思います。
世間的な熱も一段落したり、ご結婚された後にはメディアの露出は控えめになってもロックフェスにはしっかりと出演を継続している辺り、音楽に軸足を置いている活動をされていてとても好感が持てますよええ。
どことなく勝ち組の人生を歩んでいるような評価をされていますが、決してそのキャリアは順風満帆ではなく、そんな点もロックフェスに出続けるモチベーションのひとつになっているのは容易に想像出来ますね。
タレントとしてのペースは落としても音楽活動のペースは殆ど落とさないことは本当に素晴らしいと思います。本気度が伝わりますね。
現在までにカウントダウンフェスに13回、ロックインジャパンフェスに10回、サマソニに5回、ライジングサンに2回出演を果たしています。
コロナ禍前の2019年にも3つのフェスに出演しており活動のペースは一切落ちていません。
特に年末のフェスはほぼほぼ皆勤賞といってもいい頻度での出演をされていて一種の金字塔を打ち立てたように思いますね。
主要フェスでは2005年のサマソニ東京大阪同時ブッキングで開始からド派手な扱いを受けていました。
どこのフェスもメインステージに置いて良し、サブステージの目玉として良しと正に八面六臂の活躍。
円熟味を増した音楽活動の果てに何があるのか、今後も注目していきたいと存じます。
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