2017年のサマーソニックでは色の分けられた2日間を軸に洋楽受難の時代もなんのその。最後の牙城としてきっちりとその役割を果たしました。

ロゴス(LOGOS)

サマーソニック2017が従来通りの日程で開催

2017-08-19

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

レインボーステージ/RainbowStage

ガーデンステージ/GardenStage

アイランドステージ/IslandStage

オーシャンステージ/OceanStage

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

ホワイトマッシヴ/WhiteMassive

2017-08-20

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

レインボーステージ/RainbowStage

ガーデンステージ/GardenStage

オーシャンステージ/OceanStage

アイランドステージ/IslandStage

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

ホワイトマッシヴ/WhiteMassive

開催は当たり前じゃない!

洋楽市場がいつ終わりを告げてもおかしくない危機感満載で始まった2017年の夏フェス。
フジロックもサマソニも苦心の跡がありありと感じられて、イチ観客でしかないこちらとしてもどうやったら業界を盛り上げられるかを真剣に考える時代に入ったのではないかと思います。
国内では第三軸のUltraが年々集客規模共に拡大のターンを迎え、世界的潮流となっているEDМ特化イベントが日本国内でも隆盛となるなか、その流れをかいつまんだだけでは勢いを取り込むまでにはいかない苦しい事情が伺える事態となりつつあります。
サマソニ2017でも1日は従来通りの顧客をつかむためのロックバンドDAYにし、もう1日はよりUltraに寄せたメンツを意識してみましたが、かのフェスがより都市型を先鋭化させていることもサマソニの苦しい立場を鮮明にしてしまいました。
もちろん数年前から欧米のトレンドはしっかりと抑え従来の流れとの融合を図り少しづつ変革を進めてはいたのですが、それでも追いつかないほどの流れの速さ、そこに洋楽円盤市場の急激な減速も加わり一気に窮地に陥ってしまいました。
その間メタルハードロック特化イベントだったり、パンクとR&B特化イベントだったりと手を替え品を替え日本のフェスシーンを盛り上げる施策の一手を次々に放ってきたわけですが、徐々に手詰まりになりつつあるように感じます。
洋モノであれば問答無用に飛びつくようなマインドは若者世代には希薄であり、ターゲット層が年々絞られていく悪循環。
ウルトラチックな方向性に2日間とも思い切って振り切るくらいの荒療治を行わないともはや軌道修正すら出来ない深みにハマってしまったのではないでしょうか…。
ここにきてフジロックと違って場のマジック属性がゼロに近いサマソニの構造上のデメリットがくっきりと浮かび上がってきてしまいました。
とはいえここで夏フェスの系譜を途切れさせるわけにはいかないので、まだ体力がある内により先鋭的な改革を断行すべきだと思います。
公と違って民間企業なのでドライに出来ますからねw
なんだかんだ言っても批判を恐れずに新しい道を模索する姿は見せてきていますし、そこへの信頼感は絶大なサマソニ運営なので今後に期待が持てるのは当然のこと。
VIPパスなんかもそれに該当します。期待しかない。
メインステージにピコ太郎なんて手を打てるのはここだけなんですからw
是非恐れずに突き進んでいってほしいですね
Number55