HuskingBee(ハスキングビー)は日本国内の大小フェスで精力的に演奏し続けたパンクバンドであり、開催を経て再始動後も更に様々なフェスに呼ばれ続けています。

ロゴス(LOGOS)

ハスキングビー~あらゆるフェスを制覇したバンド

出演回数:20 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 8 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 7 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 3 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 2 回

刺さる音

90年代半ばに結成され、当時のトレンドに乗り人気を博していたいくつかのバンドのひとつがハスキン。
あの頃の空気を知るには最適のバンドであると思います。若いコに聞いてほしい。
いわゆるAIRJAM世代と括られていますが、音の質感からいうと当時世界的にも主流だったハイスタに代表されるようなメタル寄りの歪みをするギターではなくもう少しクランチーな音というか…パンクだからというわけではないのですがクラッシュを連想する音になっています。分かるかな。
歪み成分が緩めというかギター本来の鳴りを活かした音作りになっていて、ビートが性急なところがクローズアップされがちですが正統派ロックな音といえます。
初期の英詞楽曲よりも後期の日本語詞楽曲のほうがバンド本来の味が出ていて、同郷のユニコーン奥田民生の影響も感じられるしきちんとアジカン等の後発のバンド達にも影響を与えているのがよく分かります。
フェスが日本全国津々浦々で開催されるようになった00年代初頭には数々のフェスに出演。
もしかしたら一番多く出ているのかもしれませんね。今度調べてみよう。
彼らは2005年に惜しまれつつも解散し、その後もメンバーはそれぞれのプロジェクトで音楽活動を続けていましたが、2012年に再結成を果たします。
この2011年以降、つまり震災がきっかけで再結成をする(偶然かもしれませんが)バンドが多いことに気付きます。
特に90年代に一時代を築いたバンド達が活動を再開しています。
それくらい数多くの人にあらゆる変化を促すような出来事でもありました。
それにしてもメロコア系のバンド達が一斉にシーンに戻ってくる光景は、音楽から離れていた元キッズの大人たちを再び現場へ呼び戻したのでした。
モッシュもダイブもキレなくなってますけどねw
それ以前にモッシュもダイブも禁止になっているのか今は…時代は移り変わるわけだ。
若者は当時のモッシュピットの映像を見て自分もアレやりてぇ~てなっているのかもしれない。
それくらい当時は規制が緩くフェスの現場は自由な空気が漂ってました。それの象徴のようなバンドだったと思います。
モッシュが下手になってケガが増えてるって言いますもんね…。
しかしながら既に20年近い前の音になっているわけですが、若年層への希求力が色褪せているとはとても思えません。
いやもしかしたら親世代の音楽になっていてもおかしくないのか…いつまでも若い面していたらいけないのかもしれませんねえ
Number55