2004年に二度目の開催を迎えたカウントダウンフェス。夏フェスのロックインジャパンと同じ運営母体なためアクトや観客のイベントへの信頼感を武器に既に年越しフェスのど真ん中に位置しています。

ロゴス(LOGOS)

カウントダウンジャパンフェスティバル第2章!年越しは是非幕張で

2004-12-29

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

ムーンステージ/MoonStage

2004-12-30

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

ムーンステージ/MoonStage

2004-12-31

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

ムーンステージ/MoonStage

年越しイベントの選択肢のひとつ

日本最大級の屋内環境を最大限利用して立ち上がったカウントダウンフェス。
この2004年は2回目にしてステージをひとつ増やし拡大路線が続いていました。
出演アクトの数も必然的に増大。今後展開されるカウントダウンならではの実験的な面子はまだ鳴りを潜めていますが、そういった挑戦が出来るような環境を着々と整えている準備期間として重要な開催年となりました。
この年はフェス初参戦組が全部で13組。その中でもその後国内フェス常連になるアクトがフジファブリック、ランクヘッド、サリュの3組が目を引きます。
こういった場所で結果を残して国内音楽シーンでプレゼンスを高めていくという好循環が既に構築出来ていることが伺えます。
特にフジファブリックはその後起こる悲劇を乗り越え現在でも精力的な活動を続けていることから、思い入れが強い方も多数おられると思います。
このころから少しづつフェス向けというかフェス映えする楽曲を意図的にセットリストに入れる動きも見て取れるようになりました。
決して悪いことではないんですけどね…。
しかし全部が全部そういったパーティチューンばかりになってしまうと逆に野外の大会場を無視するかのようなミニマムな楽曲の力強さが逆に発揮されてしまうなど、アクトによって様々なアプローチをして多様なシーンになっていくことを望みます。
フェス文化が当たり前になっていくと逆に揺り戻す動きが出てくるものですが、それはまたもう少し先の話。

2004年12月の世相

年末というのは来るべき新年に向けて力を蓄える大事な時期。
この時期に起こったことで次の年がどのような年になるのか占うことが出来るのではないでしょうか。
ということで関連サイトを覗いてみると…もはや年末の風物詩といってもいいゲーム機の発売ラッシュがこの年でした。
まだこのころは任天堂とソニーの対決姿勢が明瞭な時代でニンテンドーDSとPSPが相次いで発売され、携帯機での戦国時代に突入しました。
アイフォンで開幕するスマートフォンの時代まだあと三年。
その凪のような期間に隙間を縫うように携帯ゲーム機が生活に入ってくる時代がこの2004年末の世界の景色でした。
特にニンテンドーDSのタッチペンを使ったインタラクティブなツールは大人気となり、スマホ時代への布石として記憶されることになりました。
まだガラケーの時代だったんですね…移り変わりが目まぐるしい激動の時代でした。
Number55