ロックインジャパン2004開催!若年層を多く取り入れることがこのフェスの色を濃くすることに。ラインアップ→客層という形で他フェスとの差別化を図ることとなりました。

ロゴス(LOGOS)

RockInJapanFestival2004---若者の熱気で活気あふれる会場に

2004-08-06

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

2004-08-07

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

2004-08-08

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

若い客層の取り込みに成功

フェスを目指す若者、それはオーディエンスも演者にも共通していえることですが、ロックインジャパンに参加すること。まず日本でバンドを組んだら目指すべき場所になりつつある時期が2004年辺りから顕著となりました。
フジロックやサマソニとはまた違った文化としての音楽の啓蒙活動を積極的に行っている場所としてロックインジャパンの存在意義と価値観がじわじわと浸透してきていました。
ロックインジャパンが初期の頃から目指していた祝祭空間、ハレとケのハレの部分を強調した演出が若年層にきちんと届き浸透し夏のロックフェスのイメージを日本に浸透させた功績は凄まじいものがあると思います。
日本各地で大小フェスが開催されるようになったのもきっかけはフジロックかもしれませんが、フェスとはこういうものだとロックインジャパンが撒いた種が根付いたからだと言ってもいいと思います。
それくらい影響力は高く力強いのです。
いろんなところでその分かりやすさと客層の若さ=未熟さ、的な論調でバカにされがちなフェスではありますが、より狭い層を囲い込んでいく洋楽系フェスよりもマスへの貢献度は絶対的にロックインジャパンの方が上ですよ。
音楽とか正直本気で聞いたりするわけじゃないけど、何か楽しそうだな参加してみたいな、と思わせるのがまず第一歩ですから。
そういった視点に絞り込んでいくロックインジャパンの存在のポップさは日本の音楽業界において非常に大事な要素だと思います。
まず音楽に触れさせないとね。

2004年の邦楽事情

この年のトピックとしてはオレンジレンジでしょうか。既にサマソニにはブッキングされていますがまだ邦楽系のフェスにはブッキングされていません。
ライジングサンに翌年の2005年。ロックインジャパンには2006年より参加するようになります。
売り上げ規模を考えると割と独自の道を歩んでいる特異なバンドであると言えるでしょう。
曲単位でいうとゆずの栄光の架け橋…となるとこの年はオリンピックがあったのだなと分かる指標のような楽曲ですね。
こういう何かのイベントと絡んで覚えてもらえている楽曲がある強みはアーティストにとって宝物のような存在になっていると思います。
といってもこの年にどこでオリンピックやったのか、誰がどうだったのかはさっぱり思い出せませんがw
この年はハナミズキとかやさしいキスをしてとかJupitarとかそういった特定の場面に関連して連想されそうな楽曲が特別多い年だったように感じますね。
Number55