2014年のロックインジャパンフェスティバル。好調な邦楽業界を反映するかのような拡大路線へと舵を切り2週に渡り土日を使った4日開催となりました。

ロゴス(LOGOS)

2014年ロックインジャパンフェスティバルの4日間

2014-08-02

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

バズステージ/BuzzStage

ウイングテント/WingTent

2014-08-03

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

パークステージ/ParkStage

バズステージ/BuzzStage

ウイングテント/WingTent

2014-08-09

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

バズステージ/BuzzStage

ウイングテント/WingTent

2014-08-10

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

パークステージ/ParkStage

バズステージ/BuzzStage

ウイングテント/WingTent

2014年の夏開催

既に固まったレギュレーションに改良を加え国内フェス初の2週に渡っての開催に舵を切ることとなりました。
ステージもひとつ増え内容はより濃くさせることに成功。
年々苦しくなる洋楽市場を尻目に好調な国内邦楽事情を背景に自信満々の運営采配をしたように思われます。
2014年ではステージがひとつ増え、というよりも従来あったDJステージの発展形のようなステージですが、ライブアクトの合間にDJを挟むクラブチックなステージを配置することとなりました。
そしてもうひとつ特筆すべきことは演奏形態に拘らずアイドルアクトをふんだんに取り入れたことでした。
独立したアクト扱いでナイン、でんぱ組.inc、東京女子流など本家アイドルフェスではメインステージ級のアクトが出演を果たしました。
これには賛否両論あるかと思いきや全体の割合からみても希少な存在ではあるのでそこまで論争が巻き起こることはありませんでした。
この辺は洋楽リスナーとは違って邦楽リスナーの頭の柔らかさというか、ジャンルに拘らず聞いている姿勢の現れなのではないかと思います。
見下されがちなこういった姿勢ですが、音楽的なクオリティは大差ないわけで、壁を作っても勿体ないのもまた事実ではないかと。
実際ネギッコにしても楽曲提供にオリジナルラブの田島貴男やピチカートファイブの小西さんが名を連ねていたりとか最早裏ではシームレスになっているんですけどね。
これを自フェスに取り込むスピード感はさすがというほかありません。以後この流れは加速していくことになりますが、その始まりはこの2014年であったことは記憶しておいたほうがいいトピックとなりました。
しかし本流もしっかり押さえているのがこのロッキンフェスのいいところ。
初日は復活を遂げたキックザカンクルー、2日目がここの位置にたどり着いたサカナクション、3日目が安定のアジカン、そして最終日が人気実力ともに圧倒的存在感を誇っていたセカイノオワリと盤石の態勢も特筆すべきところ。
恒例のベテラン初登場組もエブリリトルシングがラインアップされていたり、新人組も以後常連となるインディゴラエンドやテスラは泣かないやサイレントサイレンなど重要どころはきちんと押さえています。この抜け目なさもさすがの一言なのではないでしょうか。
もはや集客的にも話題的にも夏フェスの代名詞となったロックインジャパンフェス。今後の動向にも注目が集まります。
Number55