2003年のRisingSunRockFestivalは前年同様の5ステージを設置し、常連の人気バンドに加えなかなかフェスに出ることのなかったいくつかのベテランバンドが初参戦しました

ロゴス(LOGOS)

ライジングサンロックフェスティバル・2004年(平成16年)

2004-08-13

サンステージ/SunStage

アーステント/EarthTent

レッドスターフィールド/RedStarField

ムーンサーカス/MoonCircus

グリーンオアシス/GreenOasis

2004-08-14

サンステージ/SunStage

アーステント/EarthTent

レッドスターフィールド/RedStarField

ムーンサーカス/MoonCircus

グリーンオアシス/GreenOasis

安定の面子にスパイスを

ライジングサンでは安定のアクト達に加え、このころから80年代以降活動を継続してきたベテランバンド達がぽつりぽつりとブッキングされるようになってきました。
2004年のライジングサンに初登場したそういったベテランバンドをいくつかピックアップしてみると、まず80年代中頃のインディーズ御三家と同時期に同程度の人気を誇っていたニューロティカ、同時期に人気のロックバンドであるプライベーツ、メジャーでメガヒットを飛ばしたジギーなどなど。
当時を知る層にはたまらないバンドが揃い踏みした感がありますね。
それぞれ90年代をサバイブし00年代でも精力的に活動してきた超ベテランバンドがフェスに出るということで一味違った注目を集めることとなりました。
こういったレジェンドを若い層にも聞き継がれてほしいという運営の思惑が伺えて好印象です。
その他チャラやボニーピンクなどのフィメールソロアクトが主要フェスに初登場。
BOOMの宮沢和史にフライングキッズの浜崎貴司がソロとしてブッキングされるなど、さまざまな形態でバラエティに富んだ面子となることに成功しました。
超ベテランでもはや伝説級アーティストの早川義夫が出演したことも地味にニュースなトピックとなりました。佐久間正英さんとの共演とか、見たかったなこれ。
…あと地味にグループ魂がフェス初参戦を…この辺の慧眼なブッキングはさすがとしか形容のしようがありませんね。

2004年の国内情勢

流行語でその年になにかあったか記憶が蘇るというのは鉄板ですが、「ちょー気持ちいい」となると、ああどこでやったかは分からないがオリンピックがあったのねとなります。
オレオレ詐欺が多発ということで、つまりまだ法整備が未熟で飛ばしの携帯が裏で容易に手に入れられた時代だったのだなと述懐出来ます。
その他韓流の流行、プロ野球の再編問題等、紐づいてる記憶がどんどんほぐされていく感覚に。
プロ野球再編ということはライブドア→ホリエモンという風に遡っていけますw
また地味なトピックとしては日本の人口のピークが2004年で以後じり貧になっていくことなのですが、既にこの時点で将来の予測が出来ているのにも関わらず未だに少子化を解決するような政策が一切ないという体たらく。
先送り先送りでもう15年経っているわけで、決められない政治を許している現状に今を生きている国民は須らく責任を取らないといけないと思いますわ。自戒を込めて。
Number55