ロックインジャパンフェスティバル2013が14回目の開催に。邦楽フェスの王者として無類の集客と存在感を誇り国内最大級のイベントとしてその存在価値を示し続けています。

ロゴス(LOGOS)

2013年のロックインジャパンフェスティバル

2013-08-02

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

ウイングテント/WingTent

2013-08-03

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

ウイングテント/WingTent

2013-08-04

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

ウイングテント/WingTent

2013年・夏

翌2014年より開催のレギュレーションを変えて4日開催となるため、旧体制での開催が最後の年となります。
伸び悩む洋楽系フェスを後目に邦楽系フェスとしては異例ともいえる伸びを示し、ラインアップ発表前に売り切れるなど信頼感もマシマシな状況となっていました。
ここに来て毎年夏の風物詩となっているロックインジャパンですが、フェスとしての流れを見てみましょう。
春先に開催告知され、チケットの販売もかなり早い時期に開始されます。チケット販売時ではまだラインアップは一切アナウンスされません。
つまり誰が出るか分からない状態でチケット争奪戦が繰り広げられるわけですが、毎年ほぼ一緒やろというネガティブな意見もありつつ、よりマスな意見としてはやはりフェスへの信頼感が大きいと推測できます。
ある程度以上楽しめるであろうというライト客をより多く取り込んでいることがこのフェスの最大の強みなのではないでしょうか。
国内を見渡してみても面子発表前に売り切れるフェスは他に朝霧JAMしかないわけですが、こちらも構造としては似たような信頼感で成立しています。が規模感を考えるとやはりロックインジャパンフェスは頭ひとつ抜けている感じがしますね。
ネット環境の発達、SNSの隆盛など様々な外的要因で円盤が売れなくなってきた国内状況ですが、よりライブに軸足を置いて利益を上げるスタイルに変わりつつある昨今、国内アクトを集めたフェスで結果を残すことが何より大事な要因となっていました。
あのフェスに出るバンドだから音源をチェックしてみよう!とかこの時間見るものないから聞いたことないけどちょっと聞いてみようか⇒結構いいじゃん!などなど。
一瞬も気を抜ける状況ではないので、フェスのお祭り感を堪能するよりもより多くの客を惹きつけるぞという気合の入ったバンドが多く見受けられます。
そういった気合入ったアクト達の相乗効果がよりフェスの存在価値を高めているのではないでしょうか。そんな分析をしておきます。
さて2013年のラインアップに目を通すと…遂にここまでたどり着いたサカナクション、納得の圧倒的実績のバンプオブチキン、そしてもはや否定意見の霞むほどのアクトに成長したパフューム。この3組がフェスを彩るトリとして配置されました。
パフュームをこの位置に置くことの謎かけ。ロックインジャパンが一大評価を受ける意味の一端がここにあるのではないでしょうか。
この時代を正確に分析した結果の采配こそロックインジャパンフェスの正着姿勢なのでありますすす。
Number55