2012年のCountDownJapanFestivalは復興への筋道をつけつつあった日本社会を横目に年末恒例の祝祭として着実に定着を遂げました。

ロゴス(LOGOS)

2012年開催のカウントダウンジャパンフェスティバル

2012-12-28

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

2012-12-29

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

2012-12-30

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

2012-12-31

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

復興に向けた2012年が終わる

すっかり恒例となった4ステージ制。全137アクトが国内で鎬を削りながらお互いを高め合い日本の音楽シーンを盛り上げています。
CDが売れなくなりつつあるこのころの時勢がはっきりしてきて、その分ライブ形態にチカラを入れるアクトが増えつつあり、ネット配信が主とするアクトと明確な差別化することに活路を見出していたのでした。
かつてのようにテレビやラジオでガンガンオンエアされて雪だるまのように膨らむ売り上げでもって業界を潤すビジネスモデルはもはや通用しません。
ライブという直接体験の真剣勝負でもって客のニーズを取り込んでいく戦略がキャリア問わずどのような形態のアクトでも必要となってきたのがこの時代の特徴なのではないでしょうか。
要するに地道な努力、ライブに絶対の自信を持つ人達には天国のような状況になっていたのでした。やっぱライブよね。
そういった状況を提供するに最もふさわしいのがフェスであり、フェスの本質はそこにあるといってもいいと思います。
円盤の売り上げに反してフェス隆盛の流れが現出してきたのも時代の要請なのでしょう。
こういう状況分析の機微に最も敏感なんだろうと推測できるのがここのカウントダウンとロックインジャパンを主催する運営母体なのですが、雑誌という半分広告で出来ている媒体を持つことで時代の流れをいち早くキャッチできるのは強みといっていいと思います。
ネット広告という新しいものがやっとまともな形になりつつあった2012年において、テレビや紙媒体の広告が相対的にプレゼンスを低くしていくのは現場ではひしひしと感じていたことでしょう。
まだまだ変容の余地があるネット業界ですが、もはやそれを無視して生きていくことはスマホなしで自給自足でも構わんなんて生活をしている世捨て人以外は問答無用に意識していくしかありません。
ポツンと一軒家見ていても普通に山ン中で携帯も通じるしネット環境整ってますからねw
さて2012年のカウントダウンフェスですが、特筆すべき初参加はもうこの人しかいませんね。
4大フェス初参戦の三浦大知!ライブを最も見てみたい実力派アクトのトップといっても過言ではありません。
彼のライブは大谷と同じで、歴史を目撃しているんだと圧倒されること間違いなし。世界的にみても稀有な存在と思います。
まあフェス向きかどうかは別にしてですけどねw
その他チェコノーパブリックやきのこ帝国、ドレスコーズなどの新進気鋭で以後常連となるようなアクトなども。
日本が誇る世界的ラウドバンドのディルアングレイの参加も驚きをもって迎えられました。
Number55