サマソニ2007の顔はブラックアイドピーズとアークティックモンキーズに。一番話題を集めたのがフェスで扱いが難しそうなアブリルラヴィーンがブッキングされたことでした。

ロゴス(LOGOS)

サマソニ2007では今を感じる面子に

2007-08-11

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ダンスステージ(東京)/DanceStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

アイランドステージ/IslandStage

パークステージ/ParkStage

オーシャンステージ/OceanStage

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

スカイステージ/SkyStage

ブリーズステージ/BreezeStage

ダンスステージ(大阪)/DanceStage(Osaka)

2007-08-12

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ダンスステージ(東京)/DanceStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

パークステージ/ParkStage

オーシャンステージ/OceanStage

アイランドステージ/IslandStage

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

スカイステージ/SkyStage

ダンスステージ(大阪)/DanceStage(Osaka)

ブリーズステージ/BreezeStage

今見たい人達が次々と

コンセプトをはっきり浮き上がらせたブッキングが持ち味のサマソニですが、この2007年はそれが良い方向に出る形となりました。
まず一方のメインステージではフィメールアクトを一同に集め、もう一方ではイギリス産の新進気鋭アクトを集め正に2007年のシーンをそのまま持ち込むことに成功しました。
特筆すべきは数十年に一人出るかどうかの数少ない日本と欧米共にアイドル的人気となったアヴリルラヴィーンを引き出したこと。
通常こういったアクトは単独の方が利幅が大きいのでフェスに駆り出すのは敬遠されがちですが、あえてこの年の目玉としているところにサマソニの特徴が現れていてこの方向性が以後続いていくことになります。
サマソニは場のチカラで磁場を作って集客することが出来ないので一にも二にもブッキングが全面に出ないと成立しません。
故に過剰なまでの人気アクトを集め隙のない形を継続していくしかありません。
これがまたキツいわけですが、気軽に参加できる都市型の利点でもあり弱点でもあるので一年一年が勝負とばかりに気合が入ってるんですね。
ましてや洋楽市場だったりCDの売れ方だったり苦しい時代に入っている日本において、フェスという見本市が縮小するのはよろしくない状況に陥りかねないわけで。
もはや最後の砦といってもおかしくない。サマソニの双肩に日本の未来がかかってるわけです。(大げさ)
実際この年は苦労の跡が伺える面子となっていてシンディローパーやグーグードールズ、モーターヘッド、B’zみたいな大御所を取り入れたりフラテリスやエネミーやクラクソンズのような気鋭の新人が揃っていたりと今振り返ってもなかなかの面子となっています。
そして…国内フェスでは最早なくてはならないアクトとなったパフュームが初登場!屋内ステージをパンパンに埋め今後の活躍を占うかのような集客を見せました。

2007年洋楽事情

ビルボードトップ20の中でこの年のサマソニに出たアクトはアブリルのみ。こういったところに世界のシーンとの乖離が見られます。
とはいえブッキングしやすいバンド形態となるとマルーン5しかいないという側面もありますが、こういったところにも厳しい状況がうかがい知れるというものです。
女性ソロアクトが上位を占めていて、この辺りもこの年のブッキングの状況分析の正確さが出ているわけですが、ビヨンセやリアーナ、ネリーファータドがサマソニにブッキングされるのはもう数年待たないとなりませんでした。
ファーギーソロも売れている年でしたがバンドで出ちゃいましたねと。
Number55