チャットモンチーとは2000年に徳島で結成された日本で最も著名なガールズロックバンドのひとつとして知られています。

ロゴス(LOGOS)

チャットモンチー以前と以後

出演回数:24 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 9 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 8 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 3 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 3 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 1 回

大ガールズバンド時代や!

という流れを作ったのがチャットモンチーといっても良く、彼女達以前と以後では日本の音楽シーンが様変わりしてしまいました。
90年代後半からのDIVA歌姫的な女性ソロシンガーブームが一段落した2000年代の半ばに中央に彗星のごとく登場した彼女達のインパクトは大きく、音楽業界のみならずけいおんなどの漫画業界といったサブカル方面にも色濃く影響力が波及していたように思います。
どことなく肩の力が抜けた音楽性と名前(失礼)からくる緩やかなイメージは〇〇らしくない方向性が主流となっている世間とのシンクロ率が高く、正に時代の寵児と言える存在となりました。
普通の女の子が普通に息を吐くようにバンド活動を行うその様は様々なジャンルにインスピレーションを与えたといって良く、現代的な音楽のあり方の雛形をいち早く示した存在であったと振り返るとそう感じます。
女性らしくってなんやねん、男性らしくってなんやねん、野球選手がこんな意外な趣味があってもいいじゃないかとか、政治家でもアニメに詳しくていいじゃないかといった現代社会の方向性とうまく合致したからこそチャットモンチーは人々の記憶に残り、各種フェスでも際立つ存在感を残してきました。
残念ながら2018年に惜しまれながら解散してしまいましたが、その遺伝子は今も日本音楽シーンを席巻しているように思います。
もうひとつ取り上げたいトピックとしては地元徳島を大事にした活動のことで、地方創生が叫ばれ官民上げて地方を盛り上げようという気運の中、地方発のロックバンドだったり、B級グルメだったり、まあ普通に観光だったり中央ではなく地方の時代を先取りした動きの中にチャットモンチーは位置していたように思います。
インターネットの発達と熟成によって地方でも都心とさほど変わらない商環境や住環境が整備される中で今や住んでる地域で格差が生じることが少なくなってきました。
よほどの過疎地域でもない限り地方地方で活気ある若者が、それこそ地方発のフェスを創り上げたり、伝統を継承したり地域を盛り上げる工夫が日本全国各地からニュースとして届けられるようになりました。
旅行に行くとよく分かりますが(フェス参加とかで)日本はどこも魅力的な地域ばかりで、日本全国どこにいてもフェスによって良質の音楽に触れられる環境のなんと素晴らしいことよと。
そんな動きの中心にチャットモンチーは位置していたと確信します。
さて2005年のカウントダウンに主要フェス初登場となったチャットモンチーですが、以後毎年のように様々なフェスで彼女達自信を発信していました。
4大フェス全部にしっかりと足跡を残し、活動を終了したのでした。ちょいと残念。
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