ポリシックスはコンセプチュアルなルックスと音楽で日本のロックシーンに存在感を示してきた3人組のバンド。

ロゴス(LOGOS)

ポリシックスのライブ感で夏フェスを彩る存在に

出演回数:49 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 19 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 17 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 6 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 5 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 2 回

原色感溢れる存在

一度見たら忘れられないというか…ビジュアルも含めライブは熱いの一言に尽きます。
テクノの記号性とロックの肉体性、どことなく漂うコミカルな佇まいとコンセプトでまず魅せることが出来るのが大きく、これはフェスみたいな見本市ではそりゃ力発揮しますって。
正にフェス全盛時にジャストタイミングで登場しフェスと共に成長してきたバンドと言えるでしょう。
昨今はフェスで映える用なチューンナップされた楽曲を狙ったかのようにリリースする若手バンドも増えました。
それは現在の環境が成せる業なのでしょうが、それの走りのような、申し子のような存在がこのポリシックスなのでしょう。
無機質で性急なビートなどパンクが根底にあるニューウェーブ系ということでDEVOやXTCとの共通点が多いなと感じていましたが、調べてみるとそういう楽曲があったりして…。古い音楽をこうやって若い人たちに伝えていくことはとても良いことだと思います。

フェスに呼ばれまくり

集計した時点(2014年まで)では出演回数トップ3にこのポリシックスが入っています。(他の2つはスカパラとくるり、次点で民生でしたw)
その内訳をみてみると当然ながら4大フェス+カウントダウン常連であるのは間違いなく、ほぼ毎年、いや必ず毎年どこかのフェスに呼ばれ出ています。
毎年きちんと活動するだけでも凄いことですが、これで飽きられない強さがあるのも凄いと思います。
2009年などはフジ→RIJ→ライジングサンおまけにカウントダウンとフジとサマソニの被りなしルールがあるので仕方ないですがほぼ網羅した活動をしていたことになりますね。
おそらく大小フェスと合わせたら出演回数は3桁?とまではいかないまでも50回は越えてそうです。
とんでもなく精力的な活動をしていることがこの数字からもうかがえます。
国内でフェスを立ち上げるならまずはポリシックスに声をかけろ!という不文律がありそうな勢いですね。
もしかしたら国内全フェスの全ステージ制覇!?かと思いましたがフジロックではホワイトステージしか出てなくて、サマソニでもメインステージには出たことがなく、ロックインジャパンでもセカンドステージのレイクが多いようです。
そのメインとは離れた立ち位置にいること自体が強みなのではないかと思いますし、運営側としてもある程度の計算が出来る存在というか、全体として厚みを出すのにふさわしい存在であると言えますね。
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