夏フェスのライジングサンは短い北海道の夏を惜しむように例年お盆時期の週末に開催されています。会場内には6ステージが設置され熱い演奏が毎年繰り広げられています。

ロゴス(LOGOS)

ライジングサンロックフェスティバル・2012年(平成24年)

2012-08-10

サンステージ/SunStage

アーステント/EarthTent

レッドスターフィールド/RedStarField

ボヘミアンガーデン/BohemianGarden

レインボウシャングリラ/RainbowShangri-La

デフガレージ/DefGarage

2012-08-11

サンステージ/SunStage

アーステント/EarthTent

レッドスターフィールド/RedStarField

ボヘミアンガーデン/BohemianGarden

レインボウシャングリラ/RainbowShangri-La

デフガレージ/DefGarage

夏の終わりのフェスティバル

13度目の開催となった2012年のライジングサンでは会場内をマイナーチェンジすることに着手。
レインボウシャングリラがムーンサーカスの遺伝子を受け継ぐ形で新設され、その名の通り荒々しくも音楽性の高いアクトが勢ぞろいするデフガレージが新設されました。
前年より1ステージ縮小にはなりましたが、その分各ステージが濃縮された体制になったとポジティブに捉えることが出来ます。
震災から一年経過し、国内情勢は平静を取り戻しつつある中、音楽市場の継続的な縮小傾向が益々顕著となってきたことが少しづつ影響を及ぼすようにもなってきた側面もあります。
それでも演奏は気合が入ったものばかり。やはり音楽の一番重要なパートはライブであることはフェスの場に立つものなら当たり前の感覚であることは間違いなく、そこに軸足があるアクトがこういう真剣勝負の場ではさすがの強さを発揮することとなります。
そしてそれを現場で確認する客側としても地道にこういうライブに足を運ぶ価値があることをもっと各自が色んなツールを通じて発信していくべきではないかと思いますね。
とはいえ実はこのころ個人的には遅まきながらアイドル現場の雰囲気の変化に注目しておりまして。
思いを伝える手段としての音楽という意味では全く同じ手法を取っていることに気づきつつありました。
折しも若年層ではボカロP等のネット発ネットで完結するスタイルが地下レベルで人気を博していたこともあり、そのスタイルを頭から否定するのは簡単ですが、本質さえ逸脱していないのであればそれはそれでアリなのではないかと考えを改めた時期でもありました。
考えてみればライブやらないようなバンドだって過去にはいっぱいいたし、ネットだけで完結するスタイルはプリンス始め散々トライ&エラーが繰り返されてきたのは動かしようのない事実。
そういうスタイルがあるからこそライブバンドの価値も相対的にあがるってもんです。
無条件にこの状況を楽しむことが出来る人が最終的な勝ち組なのでしょうw

2012年の国内情勢

流行語が「ワイルドだろぅ」…えっ去年( ノД`)シクシク…
この年はオリンピックが開催され年々成績が良くなる日本…についてはもしかしたらTOTOの収益金で還元される資金の影響が実を結びつつあるのかもしれんと分析します。そろそろ制度から10年ですからね。
その他ips細胞の山中教授のノーベル賞受賞やスカイツリーが開場するなど国内は前年と比べると明るい話題に終始したように振り返ると感じられます。
そんな絶好調なスポーツや学芸とは裏腹にかつてのお家芸、家電メーカーの凋落が顕著になってきたのがこの2012年ですが、まあ政府含め胡坐をかいてきたツケが巡ってきたのは致し方ないところ。
しかしながらこんなにドミノ倒し的に全部ダメになるとは思いもよりませんでしたね。ネット企業でも世界的な会社は日本には皆無ですしこの差は今後数十年暗い影を落とすのではないでしょうか。
Number55