RockInJapanFestival2008ではそれぞれ特色の違う個性溢れる4つのステージで熱い演奏が3日間繰り広げられることとなりました。

ロゴス(LOGOS)

ロックインジャパン原点回帰の9回目

2008-08-01

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

ウイングテント/WingTent

2008-08-02

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

ウイングテント/WingTent

2008-08-03

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

ウイングテント/WingTent

ブラフマンが初登場!

3日間のフェスの顔であるトリを見てみると、2005年以来3年ぶりの登場となりメインステージ初登場ともなったストレイテナー、もはや重鎮の風格さえ漂わせる圧倒的存在感を誇るロックインジャパン初参戦のブラフマン、2年連続でトリを務めこの2008年をもって活動休止したエルレガーデンとそれぞれにストーリーを持った3バンドが集結しフェスを盛り上げました。
またこの2008年開催のフェスティバルには初登場組が90組中10件、その中には今後国内フェス常連となるトータルファット、ノーベンバーズ、テレフォンズ、ユニゾンスクエアガーデンなど強めの体力を持つバンドが揃いました。
その他ベテラン系では筋肉少女帯、頭脳警察の独特の世界観を持ち根強い人気で活動を継続している超大物がフェスに初登場!
もし70年代80年代にフェスがあったとしたらフェスの顔として鎮座していたであろうこの2バンド。
こういう場で若手と真剣勝負をするのはリスキーであると思うのですが、あえて同じ土俵で勝負するその姿勢、カッコいいです。
このようにそれぞれの年でその年を反映するフォルムになるのがこういったフェスの面白さでもあり、残酷な一面もあると思いますが、やはりこの国のカルチャーの今を知るには最適であると言えます。
ジャンルとしてのオルタナやインターネットの台頭と発展以降、テレビが日本のカルチャーに及ぼす影響の範囲が狭まるなかでごく狭い範囲で始まったムーブメントが突然メジャーになっていく痛快な時代になりましたが、逆にそれが本物なのかどうか判別もつかない怖い時代になったともいえます。
しかしそれでも演奏は嘘をつかないわけで。ライブが上手く出来ないのは淘汰されていくわけですから、こういったフェスというバンドとバンド、バンドとお客さんという真剣勝負の場で勝利を収める実力のある人達がしごく真っ当に上に登っていくのは自然の摂理そのまんまであると言えます。
フェスはお祭りだ~楽しいな~は洋楽系フェスではアリかもしれませんが、より能天気に思える邦楽系フェスではあるものの裏側では割とシビアな競争が繰り広げられているのではないでしょうか。

2008年の邦楽事情

上位を嵐が占めるようになった2008年。CDが売れない時代に突入していました。
まだAKBが台頭する前なのでミリオンもないある意味氷河期のような時代ですかね。
上位に特典商法のアイドル(4648系とジャニーズ)が押し上げられている時代はその傾向にあると言えます。
その他テレビに出るわけでもない、プロモーションがすごいわけでもないGReeeeNのような覆面バンドが上位にいるのもこの時代を象徴しているのではないでしょうか。
この年はおそらく最後のテレビ発のヒット楽曲である羞恥心という徒花もありました。テレビ最後の花火でしたね~皮肉を込めてw
Number55