2009年CountDownJapanは以後固定となる従来の幕張会場4日間の日程で開催されることに。落ち着くところに落ち着いた感があります。

ロゴス(LOGOS)

2009年末のカウントダウンジャパンフェスティバル

2009-12-28

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

2009-12-29

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

2009-12-30

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

2009-12-31

アースステージ/EarthStage

ギャラクシーステージ/GalaxyStage

コスモステージ/CosmoStage

ムーンステージ/MoonStage

いつも通りに開催

さすがに回を重ね、夏にも同規模のフェスがあることを考えるともうこの規模で新規アクトが1割程度となるのは致し方ないのかもしれません。
そんなに毎年シーンを賑わせるような新規アクトが出てくるわけもなく、円盤売り上げがダダ下がりのこの時期、シーン自体も盛り上がっているわけでもないのが苦しいところ。
チャート自体を眺めてみても特徴的な動きが見られなくなってきました。
いっとき隆盛だった女性ソロアクトだったりバンドだったり2009年というのはこういう年だという決めてがありません。
後から振り返ってそう断言できるのだから当時は迷走感がすごかったのではないかと思います。
何度も言及することですが、ネットやスマホの普及の影響が大きくてより先鋭化し、トレンドとまではいかない細かな小さな規模ながらも着実に地下で蠢いているマグマのようなシーンになってしまいました。
昔のようにテレビさえ見ていればトレンドが追えるような時代ではなくなってきた証拠なのだと思います。
そういった影響がいち早く出てくるところは音楽が持つ一種の利点であるのかもしれませんね。
日本を裏で操るフィクサー気取りの広告屋の影響が段々薄れてきてファッションだったり映画だったりテレビドラマだったり、偽物ははっきりと化けの皮が剥がれてきて混迷の時代を迎えようとしていました。
ネットを介して有機的に情報を整理した人達こそ勝ち組で、なかなかのセンスが必要となるある意味出された飯は全部食ってしまうような受け身の姿勢でいると苦しい時代に突入していたと言えますね。
それのあおりをくってこの2009年のカウントダウンも全142アクト中新規アクトは14組。
全体の約一割なわけですが、そんなある意味代わり映えしないことも逆手に取り、いつめんの安心感が先にくるのは好材料かと。
イベントへの信頼感でもって開催が継続していくのは業界にとっても心強い結果なのではないかと思われます。
その中でも特筆すべきは主要フェス初登場となったオカモトズ、以後各種邦楽フェス常連となるミラーズやプレンティ、マスにも届く人気バンドとなったガリレオガリレイなど粒ぞろいの新人たち。
大ベテランでコーラスグループ重鎮といっていいゴスペラーズなどそれなりにトピックとなりそうなアクトが初登場を遂げました。
特にゴスペラーズはこういった雑多なフェスに出ることは衝撃を持って迎えられ、年末の幕張の盛り上がりに一役買った形となりました。
一度見てみたい気にさせるアクトですよね。
Number55