ニコタッチザウォールはその10年以上のキャリアで毎年のように夏フェスで演奏を重ねてライブと共に生きてきたライブバンドです。

ロゴス(LOGOS)

NicoTouchesTheWalls~たたき上げのロックバンド

出演回数:27 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 12 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 12 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 3 回

正統派ライブバンド

フェスに参加する度に評価を上げ地位を確立してきたのがこのニコタッチザウォールであるといえます。いまさら気付いたのですが最後のsは発音するのでしょうか?彼らが世に出てきたころは付いていなかったような…Wikiとかでは付いて表記していますね。。活動休止となった今些細な事かもしれませんが気になるw
10年以上の精力的な活動を経て2019年に活動終了となってしまいました。その濃厚な活動でもてニコといえばベルベッツという雰囲気を見事に上書きしてくれました。
特にロックインジャパンとカウントダウンジャパンではもはやレギュラーといってもいいくらいのヘビロテされ具合で、ひたちなか御用達バンドの異名すら上げても良いくらいです。
バンド名にも含まれている壁が表現のテーマにもなっているようで、モチーフとしての壁や川の特性の優秀さは言うまでもありませんがそれを表現の中に取り入れるセンスの素晴らしさは古今東西変わることなく存在し、それはニコにも受け継がれているように感じます。
壁を乗り越える、川を渡る、使い古されたレトリックかもしれませんがそれゆえにいつの時代も変わらず響くのであります。
このバンドは21世紀のバンドでありながらそういった古典的手法をしっかりと自分達のものにしていたように思います。
活動開始後正式音源をリリースした2006年にはもうロックインジャパンフェスとサマソニの2つのフェスに出演することに。
翌年もサマソニの東京大阪2か所出演するという重宝のされ具合。期待されたバンドということがひしひしと感じられます。
以降ロックインジャパンフェスには毎年必ずラインアップに入ることに。
しかしながらその長いキャリア、20回を超える出演履歴の中にフジロックとライジングサンは含まれません…。
ここまで偏重しているのも珍しい。タイミングが合わなかったのか、それ以外にも理由があるのか。音楽的な弊害でもあったか、いやもっとふさわしくないバンドがいくらでも出ているのに。既に解散した彼らですのでこれは二度と解き明かせない謎になってしまいました。
だからといって彼らに対する評価は特に下がることはないですが、ちょっとモヤモヤしたものが残りますかね。
とはいえ20回以上出演回数があるバンドは極稀れなのでフェス史に燦然と輝くロックバンドであったことは間違いがありません。
いつまでも記憶に残るバンド、ひたちなかの地に刻まれていることでしょうw
Number55